■ 買ったきっかけ——高配当×大企業の安定感
3年前、高配当株を探していたときに目に留まったのが第一生命ホールディングス(現・第一ライフグループ、証券コード:8750)でした。
「第一生命」という社名は、保険のCMやセールスレディとして誰もが知る存在。大企業への安心感と、安定した高配当が購入の決め手になりました。
東京海上ホールディングスの記事でも保険株の魅力をお伝えしましたが、今回は「損保」ではなく「生保」の代表格として第一ライフグループを取り上げます。
■ 実際に持ってみてどうだったか
結論から言うと、株価が購入時の約3倍になっています。
高配当目当てで買い始めた銘柄が、配当だけでなく株価の大幅上昇でもここまでリターンをもたらしてくれるとは思っていませんでした。2025年3月には1株を4株に分割する株式分割も実施されており、購入しやすい価格帯になっています。
■ 第一ライフグループってどんな会社?
第一ライフグループ(証券コード:8750)は、1902年創業の国内生保大手の一角です。旧社名は「第一生命ホールディングス」で、2026年4月1日付で現在の社名に変更されました。
・国内保険事業:第一生命保険・第一フロンティア生命保険・第一ネオ生命保険(旧ネオファースト生命)
・海外保険事業:米国のプロテクティブ生命、オーストラリアのTAL生命など、M&Aを通じて海外事業が急成長
・その他事業:資産運用・不動産関連
「第一生命のセールスレディ」というイメージが強いですが、実態はM&Aで海外事業を積極拡大するグローバルな保険グループです。特に米国・オーストラリアでの事業が収益の柱として成長しています。
■ 高配当株として見たときのポイント
権利確定月は3月末・9月末の年2回で、予想配当利回りは4%台で推移しています。
2027年3月期の1株当たり配当予想は72円です。会社は配当性向50%以上を目安とする株主還元方針を掲げており、予想配当性向は約50%となっています。業績成長に応じた株主還元を進めています。
なお2025年3月に実施した1株→4株の株式分割を考慮した分割後ベースの数字です。
⚠️ 配当利回りは株価の変動により毎日変わります。投資判断の際は必ず最新情報をご確認ください。
なお、noteマネーでは第一ライフグループ(8750)の株価チャートをリアルタイムで確認できます。ぜひ活用してみてください。
■ 最近の注目ニュース——社名変更と好決算
2026年4月1日、「第一生命ホールディングス」から「第一ライフグループ」へと社名を変更しました。生命保険という従来の枠組みにとらわれず、保険業から「保険サービス業」への進化を目指すという意志を込めた変更です。グループブランド名称も「Daiichi Life」に統一されています。
業績面では、2026年3月期第3四半期決算は増収増益。経常収益は前年同期比6.1%増の8兆3,207億円、経常利益は同7.2%増の5,977億円と堅調な業績が続いています。資産運用収益の拡大が増益を牽引しています。
また丸紅と第一ライフグループが共同で国内不動産事業を展開しており、資産運用の多角化という観点でも注目の動きが続いています。
⚠️ 最新の業績・配当情報は公式IRページでご確認ください。
■ 東京海上との比較——損保vs生保
以前の記事で東京海上ホールディングスを取り上げましたが、第一ライフグループとの違いを簡単に整理します。
・東京海上:損害保険が主力・海外保険事業も大きな収益源
・第一ライフグループ:生命保険が主力・M&Aを通じて海外事業を拡大
どちらも「保険×高配当×グローバル展開」という共通点を持っていますが、ビジネスモデルは異なります。損保は短期の保険料収入が中心、生保は長期の保険料積立と資産運用が収益の核になる点が特徴です。
■ 投資家として気をつけたいこと
生命保険業は、低金利・高金利どちらの局面でも影響を受けます。金利上昇は運用収益の押し上げ要因になりますが、責任準備金の積み増しが費用増につながる面もあります。
また海外事業の拡大は成長の源泉である一方、為替リスクや現地の規制リスクも伴います。
株価が3倍になったことで、購入当初と比べて配当利回りは下がっています。「今から買う」場合は現在の株価水準での利回りを確認してから判断することが大切です。
■ こんな人に向いているかも
・生保業界の大手企業に安心感を覚える人
・海外事業の成長性に期待する人
・東京海上に続く保険株の2本目を探している人
・3月末・9月末に配当権利が確定する銘柄を探している人
■ まとめ
第一ライフグループ(旧・第一生命ホールディングス)は、国内生保大手としての安定した基盤と、M&Aによる海外展開という成長エンジンを持つ銘柄です。2026年4月の社名変更は、生保の枠を超えた「保険サービス業」への進化を宣言するものでもありました。
高配当目当てで購入した銘柄が約3倍に成長してくれた——高配当株投資の醍醐味を実感させてくれた銘柄のひとつです。
この記事はあくまで個人の体験をもとにした情報提供です。投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任のもと、最新情報に基づいて行ってください。
数値・情報は執筆時点(2026年6月)のものです。最新情報は各社IR・証券会社サイトでご確認ください。
